頼まれたら、できるだけ応えたい。
必要としてもらえるなら、力になりたい。
誰かの役に立てることが嬉しい。
だからこそ、断るのが苦手でした。
「せっかく声をかけてもらったのに」
「ここで断ったら、冷たい人だと思われるかもしれない」
そんなふうに考えて、気づけば自分の気持ちを後回しにしていました。
「自分軸で生きる」とは、
人に何を言われても気にせず、自分の意見を貫くことだと思っていました。
でも、最近は少し違うのかもしれないと思うようになりました。
人の役に立ちたい気持ちは、これからも大切にしたいです。
ただ、誰かの期待に応える前に、一度自分に問いかけてみます。
「私は、これをやりたいですか?」
これまでの私は、頼まれたら応え、必要とされたら頑張ることが優しさだと思っていました。
けれど、あるとき「なんだか乗らないな」と感じている自分に気づきました。
最初は「私、心が狭くなったのかな」と思いましたが、そうではありませんでした。
自分の気持ちを、ちゃんと感じられるようになっただけでした。
相手を大切にしながら、自分のことも大切にする。
「私はどうしたいですか?」
「これは私にとって心地いいですか?」
「これをすることで、私も満たされますか?」
そう問いかけながら選ぶことが、自分軸なのかもしれません。
何でも受け入れることが、優しさではありません。
何でも断ることが、自分軸でもありません。
やるものはやります。
やらないものはやりません。
そして、やると決めたことには、必要以上に力まず、淡々と取り組みます。
誰かの期待に応えるためだけではなく、
自分自身がこの人生を楽しむために。
これからは、自分の時間とエネルギーを、そんなふうに使っていきたいです。
何を選び、何を育て、どんな景色を見ていくのか。
それを決めるのは、やっぱり私自身でいいのだと思います。
たとえ小さな選択でも、
自分の心に耳を澄ませて選んだ一歩は、
きっと少しずつ、私だけの道になっていきます。
その道の先で、
「これでよかった」と静かに微笑めるように。





























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